看護部長 令和3年 新年のごあいさつ
新しい年を迎え、これからどのように頑張っていくのかは、この1年を振り返らなければなりません。
COVID-19との始まりで、看護者の配置、感染対策、手技、物品管理など短期間で様々なことを考え、
やってきました。
会議で意見交換を行い、方向性を定め周知していく。
いつ訪れるかわからないと云う状況に、研修会や基本動作の確認を繰り返し行ってきました。
院長はじめ担当医師の指導のもと、全ての職員の皆さんが協力し一丸となって臨んできました。
まさしく同じベクトルの上に乗っています。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」無症状陽性者とその同行者を受け入れたという
藤田医科大学岡崎医療センターの看護師たちは、困っている人を見ると寄り添う看護の精神と、
それを不用意にしてしまえば接触感染のリスクが高まる。自分たちが感染することは避けなければならない。
この二つのバランスをとることも看護師だからできたことだと語られています。
変わることに順応することは容易ではありません。しかし、私たち看護職は目の前の
いつもと違うことに的確に対応することなのです。
当院は災害派遣にもできる限り手を挙げ、決まってその時院長は言います。
「現場に行くスタッフだけがその災害支援に貢献しているのではない。病院に残り患者さんをいつものように
看るスタッフがいるから災害現場に行けるのです。」その意識が今の現場に浸透してきたことを感じます。
この1年やってきた事・できた事が自信となり、どんなことにも対応していく。
今何が必要で何ができるかを考えて行動に移し、社会の要望に応えることができる看護部になります。
がんばります。
看護部長
西牟田 静香